陸奥鑑定所とは 設立者、氷白スエ(こおしらすえ)イタコ霊能者特別寄稿(3)

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陸奥鑑定所とは

設立者、氷白スエ(こおしらすえ)イタコ霊能者特別寄稿(3)

陸奥鑑定所とは

陸奥鑑定所とは

こうして口コミやイタコに関する世情の影響も受けながら、相談者が途切れることなく陸奥鑑定所は活動を続けていきます。陸奥鑑定所を設立して11年で姉弟子のお2人は鬼籍に入り、それ以降は私が独りで活動を続けることとなりました。幸いにして、陸奥鑑定所を畳むことになるような事件は起きませんでしたが、実は色々なところからお誘いはあったのですよ。ただ私自身が活動的でなく、また変化を好む性格ではなかったことから、どんなお誘いをいただいてもすべてお断りし、ずっと同じ青森陸奥を拠点に、自分が足を運べる範囲でしたら出向くこともありましたが、基本的には活動の場は動かさずにおりました。雑誌やテレビ、メディアやインターネットなどは無縁の物であり、私からそれらに手を出して名前を売ろうなどということは、なにやら祖母の教えに反しているような気もして憚られるのでした。ただ一点、遠方から飛行機や電車を乗り継いでお見えになる相談者の方々には、ご年配の方などには特に、そのご足労を申し訳ないと多々感じ始めていたのは事実でもあります。

そういうわけで陸奥鑑定所は、その様式や形式を変えず、訪れる相談者に対面での霊媒・降霊鑑定を旨としておりました。あぁそうです、変わったことがありますね。それはこのような私にも弟子ができ、その中から独り立ちに足ると判断したイタコ霊能者が、陸奥鑑定所に所属して私の手伝いをしてくれるほどに育ったことでしょうか。イタコもこのままでは、瞽女(ごぜ)の二の舞になってその能力や巫儀や祭文などを受け継ぐ者がゼロになってしまうのではないか、と言われておりますから、後継者が出来たことは嬉しい限りであります。陸奥鑑定所設立当初は、姉弟子に頼っていた私が頼られる存在となり、後進を導く立場になるなんて不思議なものです。

そして電話占い陸奥への決断

こちらに関しては、さほど語るべき言葉はありませんと感じております。こんな私でも世間を知るようになり、科学技術に触れて便利さを享受するようになりました。しかし不思議なものですね。世間は便利になったにもかかわらず、結局人から悩みは消えず願望は尽きず争いは絶えず、そしてイタコへの依頼は無くならないのですから。もっとも、もし依頼がゼロなどとなってしまえば、私もイタコを廃業して路頭に迷う羽目になってしまいます。ですから弟子を抱える身としては、それも困りものでございますわね。

さて話を戻しましょう。40年も続いた陸奥鑑定所から新たに、電話占い陸奥としての出発を決めた最大の理由はただ一点に尽きます。それは、『全国どこからでも相談者は、私ども本物のイタコに連絡ができること。そしてお悩み解決や願望成就のための降霊・口寄せといった霊能力を、たとえ電話越しであろうとも、対面鑑定の際と同じ高さの能力値で用いることが可能なイタコ霊能者が揃ったこと』に他なりません。

私自身はもちろん、陸奥鑑定所に所属していたイタコ霊能者は皆、「多くの人の悩みを解決したい」、「願いを叶えたい」とは思っていました。しかしそうは言っても、当地まで足を運んでいただける方には限りがありました。私どもの思いと現実とには差があり、それは対面による霊媒鑑定を続ける限り解決することは無いことだ、という“救いたいのに救えない”ジレンマに陥ってしまうのが明白でもあったのです。それを一挙に解決できる方法として、電話占いに白羽の矢が立ったのです。

また、対面による霊媒鑑定の陸奥鑑定所から電話占い陸奥に移行する際、私自身も決断と申しますか、ひとつの決意を致しました。それはこれまでの40年の歴史を大切にしつつも、新しいものを取り入れていこうとする再出発の気持ちです。つまりは、改名することでした。上でも書いておりますが、私には姉弟子にあたる2人のイタコ霊能者がおりました。その2人の本名から文字をいただき、『氷白スエ(こおしらすえ)』と致しました。字面、音の響き、いずれも大層気に入っております。 “氷”からくる冷たく鋭く、それでいてすべてを浄化するような透明さ。純粋な印象を与え、雪国である東北青森を描きやすい“白”の文字。イタコとして、まさにピッタリの印象ではないでしょうかね。ただ、まったく突然の改名でしたから、かつての私を知っている人が、たまたま電話占い陸奥にお電話してきて、そこでまさか私が電話に出るとはと非常に驚かれた方も大勢いらっしゃいます。始めは驚かせて申し訳ないと思いつつも、年寄りのいたずら心みたいなものだと感じております。

それから後は、私が語る必要もないでしょう。こうして今、電話を通じてイタコ霊能者がお悩み相談にあたり、願望の成就にあたり、日夜その霊能力を用いて電話占いを行なっている現実があります。一人でも多く、確実にその想いを形にしていくために、存在そのものが歴史の中に消えようとしていたイタコは、今日もその霊能力を用いているのです。