第十三話 ストレートロングで茶髪の女

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本当にあった心霊話

第十三話 ストレートロングで茶髪の女

[体験者] 東京都豊島区・水嶋麻奈さん・27歳・事務職

ストレートロングで茶髪の女

これは以前インターネット経由でとある男性と知り合った時の話です。彼とは合計で5~6回ほどあったと思います。その時の私はプライベートでストレスが溜まっていて、適当な男に逃避しなければどうにかなってしまいそうでした。そんな時に知り合った彼。どう見てもまともなタイプではありませんでしたが、見た目が好みだったので、数ヶ月の間、誰にも言えない遊びの関係になりました。交際こそしなかったものの、会うたびにホテルに行き、何度も身体を重ねました。

そんな彼との関係を断とうと思ったのには理由があります。それは「新しい彼氏ができた」とか「もうこういう関係は終わりにしようと思った」とか、そういう類のまともな理由ではありません。彼と関係を持って以降、なぜか身の周りでおかしなことが連発するようになったのです。最初はわけがわかりませんでした。でも、どう考えても彼が原因としか思えないのです。

ある日。ふたりで一夜を共にし、翌朝ラブホテルを出て彼と別れ、私はそのまま電車に乗って会社に向かいました。ビルに着いてエレベーターに乗ったところで後輩女子が小走りでやってきました。“開”ボタンを押して閉まりかけたドアを開けると、後輩女子は「ありがとうございます!」と、続いて少し呼吸を荒らげながら「さっき、駅前からずっと私の後ろを歩いていたんですよ」と言ってきました。ずっと見てたの? 恥ずかしい、話しかけてくれればいいのに、と言うと、「だって横にずっと人がいたじゃないですか。話しかけられないですよ。あの人お知り合いなんですか?」と言ってきたのです。

一瞬、彼と一緒にいるところを見られたのかと思いドキッとしました。でも、彼とは別の街で泊まって、そのまま朝に現地で解散したんです。後輩女子が私を見たというのは会社の最寄り駅の話です。私は駅から会社まで一人で歩いていました。見間違いじゃないの? 私はずっと一人で歩いてたよ、と言うと、後輩女子は「え~っ、でも歩くスピードも同じだったし、その人、先輩のほうを何度も見て、何か話しかけてましたよ」と言ってきたんです。 後輩女子いわく、その人は女性で、ストレートロングの茶髪、OLというより水商売の人のような雰囲気だったそうです。当然、そんな人は全く知りません。一緒に歩いてもいません。薄気味悪い気分になりました。

しかし、その後もおかしな出来事は続きました。私は一人暮らしなのですが、家のバスルームの床に、絶対に私のものではない女物の髪の毛が数本落ちているのを見つけたんです。私は事務職なので、髪色は黒に近い暗めの茶髪、長さもショートにしています。でも、バスルームに落ちている髪の毛は私のものより明らかに長くて明らかに明るい茶髪なのです。おそるおそる家中の棚や押し入れを開けて誰かいないか探しました。勇気を出してバスルームの上にある天井裏のようなスペースも覗いて、懐中電灯を当てて探しました。でも本当に誰もいませんでした。そこで、つい先日後輩女子が見たと言う“私の横にいた女性の話”を思い出しました。バスルームに落ちていた髪の毛は彼女の言っていた「ストレートロングの茶髪の女性」という特徴と一致します。それに気付いた瞬間、背筋が一気に寒くなりました。

それからしばらくした頃。彼と一緒にホテルにいる時、ついに私はその「ストレートロングの茶髪の女性」を見てしまったのです。彼がトイレに行った際、私は室内でひとりボーっとしていたのですが、ふと自分の髪型が気になり、部屋の隅にあった鏡のところに向かいました。そして自分の顔を見たところ、その後ろ、鏡に映った部屋の隅に、その女性が立っていたのです。俯き加減で顔はよく見えませんでした。しかし確かにストレートでロングの茶髪をしており、服装は少し派手なワンピース。水商売の女性のような雰囲気でした。背筋に寒気が走り、私は慌てて背後を振り返りました。当然そこには誰もいませんでした。そして恐る恐る鏡をもう一度見ると、鏡の向こうにも私以外写っていなかったのです。「取り憑かれている」そう思いました。私はすぐに身支度を整え、彼に「急用が入ったから帰る」と言い、逃げるようにそのラブホテルの部屋を出ました。

それ以降、彼には会っていません。彼に会わないようにしたら、身の周りでおかしな現象が起きることもなくなりました。私は今まで心霊現象の類に遭ったことが一度もなかったので、どう考えても彼のせいだと思います。もしかしたら、彼は元々女性の霊を憑けており、それが関係を持った私にも取り憑いたのでは、そう考えています。

霊能者による検証コメント

人と人とが関わりを持つと、そこに“縁”が生まれます。そしてその“縁”を通して、お互いに霊的な影響を少なからず与え合うことになります。その結果、特定の人と接し続けて自分自身の運気が上がったり、逆に下がったりすることがあります。また、霊の憑依を受けていたり、著しい悪念にまみれていたりする人と関わりを持った場合、その悪影響が縁を伝って自分自身にまで降りかかることがあります。

ご投稿者様を霊視してみましたが、現在のご本人様には霊的におかしな点はまったく見られず、非常に安定した状態となっていました。しかし過去にさかのぼり霊視をしてみたところ、その男性と関係を持っていた時期、やはり男性経由で霊的に悪影響を受けていたことが判明しました。

「ストレートロングで茶髪の水商売風の女性」の正体ですが、これは死者霊ではなく、男性に取り憑いた生霊です。彼は女性関係にだらしなく、数多くの女性と性的関係を持っているようで、そんな彼に遊ばれたり、捨てられたりし、ただならぬ念を発している女性も何名もいるようです。その中のひとりが、ストレートロングで茶髪の水商売風の女性です。彼女は多額のお金を彼に貢いでおり、彼を自分のものにしたい一心で、遊び相手のほかの女性を退けたいと思っています。その念が生霊となって彼に取り憑いているのです。

異性関係をこじらせている人には、往々にしてこのような生霊が憑いています。そういった方と関係を持つと、その因縁に巻き込まれる形で霊的に悪影響を受けることも少なくありません。個人の恋愛に関して私のほうから口うるさく言うつもりはありませんが、そういった悪影響がある可能性は決して忘れないようにし、注意して付き合いを選ばれることをお勧めします。