大学時代の友人に、お祖母さんが沖縄でユタ（霊媒）をしているという子がいました。それでその子が帰省した時に一緒に沖縄へ行って運勢を見てもらったことがあるのですが、色々なことをズバズバと当てられてとても驚きました。以来、霊感鑑定に興味を持つようになり、対面で見てくれる先生だけではなく電話占いも何社か試してきたんです。でも、純粋に霊感で見るというふれ込みの人でも、裏で密かにタロットや生年月日で占っているのが何となく分かっちゃって……。そんな中で唯一、陸奥の御咲羅先生だけが本物の霊能者と認められる人でした。

鑑定が始まってすぐ、「つかぬことを伺いますが、最近、ご親族でどなたか亡くなっていらっしゃいますよね。その方があなたに伝えたいことがあるとおっしゃっています。紺色の和服を着た60代くらいの女性です」と言われた時には、危うく心臓が止まりそうになりました。じつは電話をするちょうど1ヶ月前に母方の本家を守っていた独身の伯母が亡くなっており、その本人の霊をイタコの口寄せで呼び出してもらえないかと頼む矢先だったんです。生前、伯母は私をとても可愛がってくれて、一時は養子縁組の話まで出ていたほどでした。

先生の口を借りて電話口から流れ出した言葉は生きていた頃の本人の口調そのままで、聞きながら思わず涙がこぼれました。これをきっかけにして、今もよく相談に乗ってもらっています。

【熊本県熊本市　美輪子さん（27歳）】