霊聴の霊能力

イタコ霊能者が用いる霊能力や霊媒術の中に、霊聴というものがあります。“霊感”が霊的な物を感じ取る霊能力で、“霊視”が霊的な物を見る霊能力ならば、文字通り“霊聴”は霊的な物を聞く霊能力と言えます。人は口をついて発する言葉以外にも、その心の中に別の答えだったり感情だったりを持っています。隠された本心とでも言いましょうか、それは時に人を傷付け、時に人と人とをつなぎ、また時に運命を変えることさえあります。そういった表に出てこない人の心の声を、霊能力で霊的に読み取る（聞き出す）霊能力を霊聴と呼ぶのです。

どういったときに霊聴は役立つのか

陸奥のイタコ霊能者へ依頼される方で、「霊聴を使って鑑定をして欲しい」という具合に、霊能力を指定してのケースはほぼありません。あくまで状況に応じて、最善の霊能力として霊聴を行うといった流れで霊能鑑定は進みます。

• 片想いの彼から、彼女がいるのかを聞き出して欲しい
• 彼の好みについてなら、何でも良いから知りたい
• 彼が私をどう思っているのか、聞き出して欲しい
• 私との結婚や将来をどのように考えているのか知りたい
• 浮気を否定するが、彼は本当のことを言っているのか聞き出して欲しい

直接聞いてもはぐらかされそうな、あるいは打ち明けてくれなさそうな事柄について聞き出す際に、霊聴はその能力を最高に発揮します。なにしろ、人の魂は嘘をつけません。人が嘘をつくのは、あくまで本心が意思をともなって口から出る際に、嘘と言う名のオブラートで包みこまれているからなのです。霊聴は対象者の意思に左右されず、直接その心なり魂なりに語りかけることができますから、一切の嘘がつけないのです。陸奥のイタコ霊能者による霊聴が、百発百中だと口コミでも体験者の声でも評価されているのは、能力の高さとその正確さによるところが大きいと言えます。

イタコ霊能者には、どのように心の声が聞こえるのか

実際に霊聴状態に入ったとき、イタコ霊能者の耳にはどのように対象者の声が聞こえているのでしょうか。
「いいえ、耳で直接聞くといった感覚ではありませんね」
ある霊能者はそう語ります。日常生活の会話の中で、私たちが耳で音を拾っている認識と霊聴で聞く心の声とでは、その聞こえ方に違いがあると言うのです。
「聞こえると言うよりは、頭の中に伝わって来ると言った方が正確な表現かもしれません」 すべての霊能者が霊聴で霊能鑑定を行う際、同じような体験をしているのかは不明ですが、少なくとも私たちの思っている“聞く”感覚とは異なることだけはどの霊能者もハッキリと答えています。「聞くのではなく、伝わって来る」のだと。対象者の心に聞き出したい質問を投げかけると、それに対する回答が対象者の意思に関わらず返ってくるそうです。
「あなたは彼女のことをどう思っていますか？彼女と結婚を考えていますか？彼女に対してやましい気持ちは無いですか？そういったことを私自身が口にしているイメージを頭の中で作り、それを念にして送るのです。するとやまびこのように、対象者の心から声が伝わってきて、音の無い霊的な会話として成立するのです。ですからこの霊聴を行うときには、対象者と距離があっても、そもそも対象者のことをまったく知らなくても大丈夫なのです」

どんなに離れた場所にいる相手でも、どんなに本心を明かさないと強い意思を持っていても、霊聴の霊能力で心の声を聞かれたら、真実は隠しようも無くすべて明かされることになります。「なぜそんなこと知っているの？」とご相談者がたびたび口にするように、霊聴の前に隠し事は不可能です。貴女にも、“女の直感”で彼の浮気を感じ取ったことがあるかもしれません。しかし霊聴は的中率100％！絶対に外すことの無い霊能力で、お相手の心の中の真実を知り尽くしましょう。