霊媒師・イタコとは ~陸奥鑑定所の霊能者たち~
インタビュー:その4「亜寿沙先生」
常の霊能鑑定の他、ご希望により、電話越しのご祈祷を承っています。恋愛や仕事などで達成したい目標をお持ちの方は、ぜひ一度お試しください。
聞き手「最初に先生の鑑定の特色について伺いたいのですが」
「はい。私は霊媒術も含めて様々な修行を積みまして、その後、占い鑑定の仕事に携わるようになりました。鑑定は霊視と霊感を用いて行っています。後はご希望によって電話越しのご祈祷なども承っています」
聞き手「電話占いでの祈祷というのは、具体的にはどのような感じで行われるのですか?」
「私は鑑定の電話を受けるときは、必ず祭壇の前でお客様とお話ししておりまして、ご祈祷の依頼を受けた際には数分のお時間をいただいて、簡略化した加持祈祷をさせていただきます」
聞き手「つまり、いつでも祈祷のスタンバイ状態になっているということですか?」
「まあ、そういうことですね。ただ、電話占いの時間内で本格的な加持祈祷を執り行うのは不可能ですから、あくまで簡略化した方法で念じますが……」
聞き手「その方法は先生のオリジナルですか?」
「はい、そうです。電話占いの仕事を始めた最初の頃は願い事をお預かりして、後であらためて加持祈祷させていただく方法を採っていたのですが、そのやり方ですと、同じお客様がまた私を指名されるとは限りませんので、具体的な効果が顕れたかどうかが確認できないわけです。またお客様の側も、私が本当に祈祷をするのかどうか確かめようがありませんから、どうしても不安に思われてしまいますよね。それで色々と試行錯誤して、その場でお客様に祈祷の効果を少しでも実感していただける方法を編み出しました」
聞き手「実感といいますと?」
「祈祷させていただいた直後から、多くの方が『気分が明るくなった』とおっしゃっています。落ち込んだ気持ちで相談していたのが、急に自信が湧いてきて気分が高揚してくるので、それを不思議がる方もおられます」
聞き手「でもそれは気持ちの問題ですよね。先生の祈祷で願いが叶うかどうかは、どのようにして確認されるのですか?」
「会社の方にメールや電話で連絡が来ます」
聞き手「願いが叶ったと?」
「はい。月に一度か二度、スタッフの人に私宛のお客様からのメーセージを渡していただいておりまして、それらを通して術の効果の確認をしています。また、わざわざ二度目の鑑定を予約されて、ご自分の口で結果報告をしてくださるお客様もけっこう大勢いらっしゃるんですよ。それで『この前の祈祷のおかげで願いが叶ったから、今度は別の願いも叶えて欲しい』と」
聞き手「お客さんも欲張りですね(笑)」
「それは仕方ないと思います。願望成就を謳っている電話占いや対面鑑定の祈祷所は沢山ありますが、実際の効果を出せる祈祷師というのはなかなか見つけられませんから。私もここまで術を磨き上げるのにかなりの苦労をしましたが、おかげさまで今は多くの方に喜んでいただけてとても満足しております」
聞き手「霊視の力に目覚めたのはいつ頃ですか?」
「子供の頃からですね。霊の姿が見えたり、人の未来の姿などがぼんやりとした映像になって頭に浮かんだり……。ただ、自分でその能力をコントロールすることはできませんでした。見えるときには見えるし、見えないときは全く見えないという感じで…」
聞き手「今は自由自在に見えるわけですね?」
「はい、もちろん。それでなければ仕事になりませんから(笑)」
聞き手「普段の相談内容はどんなものが多いですか」
「やはり、電話占いの中心ユーザーは女性ですから、悩みの大半は恋愛もしくは結婚に関する事柄ですね。中でも片想いの悩みと復活愛に関する悩みが圧倒的に多いです」
聞き手「それは他の霊能者や占い師の先生も皆、おっしゃっていることですね。とくに復縁、復活愛の悩みは、一日に一件以上は必ず遭遇すると」
「私の場合も同じです。一般に女性というのは自分の心で納得できないことは、決して受け入れられない傾向がありますから、自分の側から切り出した別れではなく、相手の男性から一方的にそれを突きつけられると拒絶反応を起こしてしまい、一種の思考停止に陥ってしまうんです。別れの理由も頭に入らなくなって、悩みに悩んで落ち込んだ挙げ句、どうにかして相手とやり直したいとそれだけを思いつめてしまいます。霊的な観点から見ると、そう言う心理状態というのは非常に危ういのです」
聞き手「それは具体的にどういうことですか?」
「手のことを一心不乱に思いつめてしまうと、最終的には自分の生き霊を飛ばしてしまうことになるんです。そしてその本人は文字通り魂の抜け殻となってしまい、それに伴って公私にわたる不運な現象が多発してきます。失恋だけでも辛いのにそこにさらに様々なトラブルが重なってしまうのです。例えば仕事で大きなミスを出してしまったり、不意に怪我をしたりといった現象が起きます」
聞き手「怖いですね」
「ええ。復縁、復活愛、あるいは片想いにしても、あまり思いつめると良いことはひとつもありません」
聞き手「先生に相談されるお客様は、何というかそうした強いマイナス状態で電話を掛けてくるわけですよね。そうした方に対して、どのように対処されるのですか?」
「初めに思う存分、思いの丈を吐き出してもらうようにしています。そうすると心理的に楽になるというだけではなくて、遠くに離れていた自分の霊体が本体へ戻ってきます。後は電話越しに念を飛ばして、浮遊状態になっている魂をしっかりと固定します。それから本格的な霊視に入り、対応策などを含めて色々とアドバイスをさせていただいています」
聞き手「最初にお客様の心を安定させるわけですね」
「そうです。正確には魂を安定させます。それを行わないと正確な霊視ができないというこちらの事情もありますので」
聞き手「今、伺った限りでは、片想いや復活愛の悩みに限らず、先生の鑑定を受けることで様々な心の苦しみを癒やしてもらえそうですね」
「はい。鑑定中は誠心誠意努めさせていただきますので、お気が向きましたらぜひ一度ご相談ください」