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本当にあった心霊話

第三話 狐の恨み

[体験者] 長野県上田市・滝川保さん・41歳・建設業

妻とふたりの娘を持つ保さんは、ある日の仕事の帰りに夜道を車で走行中、急に飛び出してきた一匹の狐を轢いてしまったそうです。瀕死の狐の恨むような目つきに「祟られるかもな」と覚悟はしたそうですが、やはりそれ以降、おかしなことが起きるようになったそうで……。

狐の恨み

仕事帰りに車でいつもの道を走っていた時、一匹の狐を轢いてしまいました。前方に急に飛び出してきて、ヘッドライトに照らされた姿を見た時にはもうブレーキも間に合わず、ドンッという音と衝撃。その後、あまり形容したくないイヤな音が響き、「ああ、やってしまった」と思いました。私が住む地域はかなり田舎なので、道に飛び出してきた野生動物を車で轢いてしまうのは日常茶飯事……とまではいかないまでも、決して珍しいことではありません。しかし、だからといって平然とできるものでもなく、私は車を路肩に止め、降りて様子を見ることにしました。車を止めた数十メートル後方の少し離れた場所にはやはり一匹の狐が倒れていました。まだ息はあるようでしたが内臓が飛び出しており、もう手遅れの状態でした。瀕死の狐を路傍まで寄せ、「ごめんな、ごめんな」と謝りながら何度も手を合わせました。その時の狐の、恨むような目つきが忘れられませんでした。祟られるかもな……と思いました。

するとその後、やはりおかしなことが起きるようになりました。その翌日以降、どこからともなく獣臭い匂いがするようになり、また「ハッ、ハッ」という動物の息使いのようなものまで聴こえてくるようになりました。さらに私には妻とふたりの娘がいるのですが、娘達が「お父さん最近おかしい」と言ってきたのです。気のせいだと思うようにしていたのですが、その娘達の言葉で「やはり憑かれてしまった」とハッキリ自覚しました。とにかく出来ることをやって、狐に許してもらおう。そう思い、今思えば安直な発想ですが、ホームセンターで線香を買い、狐を轢いた場所に行きました。そして土を掘り、雑草の上でもう半分干からびていた躯をその穴に埋めました。手頃な石を積んで簡単な墓を作り、そこに線香を供え、また家の冷蔵庫にあったハムを数切れ供えて、両手を合わせ「申し訳ございませんでした。安らかにお眠りください」と何度も祈りました。私には特に霊能の知識はありませんでしたが、とにかく誠意を尽くそうと思い、そうしました。

祈りが届いたのか、翌日以降、周りで獣臭い匂いや息使いはしなくなりました。やはり動物にも誠意が通じたのでしょうか。娘達も「お父さんが元に戻った」と喜んでくれました。なにぶん田舎住まいなので、車を利用しないわけにもいきませんが、今後もし動物を轢いてしまったら、せめてしっかり土に埋めて拝んであげよう、そう思った体験でした。

霊能者による検証コメント

動物霊はなかなか厄介な存在です。人間の理屈が通じない分、死者霊よりも厄介だ、という霊能者もいます。そんな中でも狐の霊は特に危険です。古来より日本では「稲荷信仰」があります。これは狐を神として崇めるものです。しかし同時に「化け狐が人に祟りをなす」といった民話も各地に伝わっており、また「狐憑き」という現象もあります。これらは狐の持つ様々な側面を表したものであると言えるでしょう。狐はとにかく霊力が強く、また気に入った相手に利益をもたらす一方、恨んだ相手は執拗に恨み続ける性質がある動物なのです。

そんな狐を不本意ながら殺してしまい憑かれかけた保さんは、大変危ない状況であったと言えます。しかしその後の誠意ある行動が良かったようで、霊視をしましたところ、現在は特に何かに憑かれている様子はありませんでした。狐の霊も既に成仏しているようです。手記の中でひとつ大変良かった点があります。それは「ハムを供えた」というところ。一般的に「お稲荷様の好物は油揚げ」とする風潮がありますが、実際の狐は肉食動物です。保さんは手記の内でも「自分には霊能の知識がない」とおっしゃっておりますので、おそらく「油揚げを供える」という発想が思い浮かばず、ただ動物が好きそうなものを供えただけかと思われますが、肉類を供えたことが結果的に狐の霊を喜ばせたようです。