本当にあった心霊話
第二十七話 未来を予知するメモ書き
[体験者] 大阪府大阪市・嶋田満さん・38歳・主婦
実家をリフォームすることになり、片付けに帰ったところ、昔使っていた机の奥から不思議なメモを見つけました。私の筆跡で、現在の私に関わる物事がはっきりと書かれていたのです。こんなメモを書いた記憶はまったくありません。これは一体どういうことなのでしょうか。以前一度お世話になった電話占い陸奥の先生に相談したいと思いました。
既婚で一児の母です。実家をリフォームすることになりました。子供の頃から生まれ育った家が壊されるのが惜しいと思い、自分の荷物の片付けも兼ね、子供を旦那に任せてひとりで実家に帰りました。
久しぶりに帰る実家は確かにところどころ痛みが来ていて、これはリフォームしなければならないな、と思いました。両親は私の部屋をそのまま残しておいてくれていました。
机や椅子、昔好きだったアーティストのポスターなどがそのまま残っていて、思わず少女だったころにタイムスリップしそうになりました。そして、かつての自分が使っていた机の引き出しを開けてみたところ、奥のほうから一枚の紙を見つけました。その紙は、昔の自分が書いたと思しきメモだったのですが、内容を読んで驚愕しました。
自分が結婚したい相手について書かれていて、それが今の旦那とぴったり一致したのです。身長は177cmくらい、やや太め、髭を生やしていて眼鏡をかけている3歳年上、子供がひとり産まれる、等、非常に具体的に書いてあったのです。
筆跡は私自身のものだったのですが、書いた記憶はありません。一体なぜ当時の自分が今の自分の状況を予知できたのかまったく分からず、不気味ささえ覚えました。そこで、以前一度鑑定をお願いしたことのある陸奥の先生に相談してみることにしました。これは一体どういうことなのでしょうか。
霊能者による検証コメント
大変興味深いご相談をお寄せいただきました。過去の自分の筆跡で、書いた記憶のないメモが見つかり、それが現在の状態を完全に予知していた、とのことですが、これはご相談者様の中に眠っていた潜在的な霊能力が発動した結果のようです。メモも添付画像で見せていただきましたが、仄かに霊的な念を感じ取ることができました。
内容が的中したのは偶然ではなく、実際に未来の出来事が当時のご相談者様の中に降りてきて、それを自動書記のように書き写したものです。思春期の女子が一時的に強烈な霊感を発揮するという事例は世界各地で報告されています。かの有名なポルターガイスト現象なども“思春期の女子がいる家で起こりやすい”という統計が出ているほどです。
現在のご相談者様に霊感は感じられませんので、思春期の一時的にのみ霊感が発現していたのものと思われます。