本当にあった心霊話
第三十一話 地元の友人に相次いだ不審死
[体験者] 神奈川県相模原市・高井眞さん・40歳・会社員
妻が占い好きで、陸奥を何度か利用しているそうです。私自身はあまり占いを信じるほうではなかったのですが、先日、私の仕事に関する悩みを相談してくれました。「先生がこうおっしゃっていたよ」という妻の言葉に従った結果、トラブルが解決したのです。大変助かりました。お礼と言ってはなんですが、昔あった心霊話を送らせていただきます。
昔、地元の友人達が相次いで事故や自殺で亡くなったことがあります。その人達とは私も仲良くしていたのでとてもショックだったのですが、相次ぐ不審死にもかかわらず、私は妙に納得していました。その理由に心当たりがあったからです。ある夏の日、私は彼らから肝試しに誘われたんです。
心霊スポットとして有名な近くの廃墟に行くとのことでした。でも、その日はちょっと夏風邪っぽく体調が良くなかったので、私は風邪を理由に断りました。するとその後、相次ぐ不審死が起きるようになったんです。相次いで亡くなった友人は皆、その肝試しに行った連中でした。
周りからは不良と呼ばれるやんちゃな人達だったので、何か罰当たりなことをしたのではないか、と推測しています。もう20年以上前の話です。今ではその廃墟も取り壊されたと聞いています。誰にも言えない話なのでこちらに投稿させていただきます。皆さんも安易に心霊スポットに行かないほうが身のためです。
霊能者による検証コメント
夏になると増えてくる肝試し。ちょっとした度胸試し感覚で行う方が多いですが、体験者様のおっしゃる通り、くれぐれも安易に心霊スポットに行かないようにして下さい。廃墟や廃屋、自殺の名所といった場所は、低級霊の巣窟となっていることが多く、わざわざ霊に取り憑かれに行くようなものです。また、中には本物の曰く付きスポットも存在します。そういった場所に足を踏み入れると、最悪の場合、体験者様のご友人だった方々のような運命を辿ってしまうこともあります。注意しましょう。