少し前、中学生になる息子が高熱を出しました。息子は陸上部に入っており、身体は丈夫で風邪もめったに引かないのですが、学校から帰るなり「寒気がする」と言い出し、熱を計ってみたところ39度もありました。すぐに病院に連れていって解熱の注射を打ってもらったのですが、病院へ行く際の車の中で妙な話を聞きました。

部活でグラウンドを走っている最中、誰もいないはずの教室の窓から自分をじっと見つめる生徒がいたそうです。女子生徒だったらしく、「あなたのこと好きな子じゃないの？」と軽口を叩いたら、息子はちょっとムッとした表情で、「違うよ、あれは幽霊だよ」と言い出しました。なんでもその女子生徒がいた教室は理科準備室で、放課後は鍵が掛けられて一般生徒は入れないそうです。

また、その中学校には「サカイさん」という有名な怪談があるそうです。なんでも以前、いじめを苦に自殺してしまったサカイさんという生徒がいるらしく、その生徒が理科部だったことから、理科室、および理科準備室は「サカイさんが出る」と言われているとのこと。ひどく怯えていたので、病院から帰って塩を背中に撒いておきました。幸いにも熱は2日ほどで下がり、息子はいつもの元気を取り戻し、また学校に通うようになりました。そして不思議なことに「サカイさん」を見た時のことはあまり覚えていないそうです。

霊能者による検証コメント

ご相談者様を通して息子さんを霊視してみましたところ、霊障の跡のようなものが見て取れました。風邪を引いていたのと霊障が重なり、一気に体調を崩してしまったようです。普段の息子さんは生命力に満ち溢れており霊の憑依など決して寄せ付けないオーラを放っておりますが、心身の不調が重なるとこうして微弱な霊障を受けてしまうこともあります。学校は少年少女の不安定な念が渦巻いており、不浄霊も潜みやすい場所です。なお現在は性質の悪い霊体は憑依していませんのでご安心下さい。