本当にあった心霊話
第四十五話 幼い娘に見えているモノ
[体験者] 広島県福山市・伊藤夕夏さん・27歳・主婦
以前、夫婦関係でご相談させていただき、その節は本当にありがとうございました。おかげさまで、あれ以来夫との関係は良好で、昨年は娘も誕生しました。今回は、その娘にまつわる件で、先生にご相談させていただければと思います。娘には、私たちに見えないものが見えているようなのです…。
生後8ヶ月の娘がいます。娘には、私たちには見えない何かが見えているようです。リビングでおむつを替えていると、娘は必ず天井のある一点を見つめます。「何かあるのかな」と思って、私が娘の視線の先を見ても、何もありません。娘はおびえるでもなく、ただ天井を見つめています。また別の日は、私が台所で洗い物をしていると、娘が急に「キャッキャ」と笑い出すのです。テレビはついていないのに、まるで誰かにあやしてもらっているかのように、一人で手をばたつかせて喜んでいました。
と、ここまでは娘が怖がる様子はないので、放っておいていいものかと思いますが、お風呂の時だけは違うんです。お風呂に入ると、いつも娘は大泣きします。最初は水が怖いのかと思いましたが、どうやら、お風呂場のドアの方を見て怖がっているのです。夫にも話したところ、夫が当番の時も同じだと言っていました。もちろん、私たちには何がいるのかわかりません。娘に何か悪いものが寄ってきてしまっているのではないかと不安です。
霊能者による検証コメント
感受性の豊かな子供は、大人のように先入観などにとらわれませんから、中には幽霊や精霊など、大人には感じ取れないものを見てしまう子も少なくありません。ご相談者様のお子様も、そのうちの一人のようです。まず、リビングにいる霊は、ご相談者様の曾祖母にあたる方です。とても優しい表情をした女性の方で、ひ孫の顔を見にいらっしゃいました。次に、お風呂場に現れるという霊ですが、こちらはご相談者様、ご主人様両名とも所縁がありません。愛しいわが子を死産してしまった女性の霊で、ご相談者様のお子様を自分の子だと勘違いして、どこからかついてきてしまったようです。こちらの霊は私の方で供養させていただきますので、どうぞご安心していただければと思います。