山賀先生とともに歩んだ、復縁成就までの軌跡

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イタコが語るコラム・エッセイ

山賀先生とともに歩んだ、復縁成就までの軌跡

【大阪府豊中市 純恵さん(34歳)】

山賀先生とともに歩んだ、復縁成就までの軌跡

イタコ霊能者の力をお借りして、2年半前に別れた相手との復縁を果たした者です。同年代の同性の友人などから話を聞くと、かつての私と同じ悩みを抱えた人が案外と多いことに気づかされるのですが、復縁に向けた積極的な行動をとる人はあまりいないようです。10代20代ならともかく、女としての魅力に自信を失い始める30代以上ともなると、どうしても諦めの気持ちが先に立ってしまうらしく、「男はもうコリゴリ」という欺瞞的な台詞を吐いて、自分の殻に閉じこもってしまった人も何人か見てきました。

そういう話を耳にすると、必ず陸奥さんを紹介しているのですが、占いなんかで別れた男が戻ってくるはずない!と逆ギレされるのが大半です。もっとも私自身も実際に鑑定を受けるまでは同じ疑念を抱いていたので、彼女たちの気持ちは痛いほど分かります。でも、せっかくのチャンスを棒に振るなんて、本当にもったいないと、どうしても考えてしまうのです。もちろん、リアルの人間関係ではそれ以上の無理強いはしませんが、せめて自分の体験をこちらのサイトに載せていただくことで、陸奥さんへの相談を迷っている女性たちの背中を押せたらと思い、投稿させていただきました。

私は合計7回のリピート、期間にして4ヶ月くらいで望みを果たすことができました。時系列に従って、その流れを書いていきますね。受付の方に聞いたら、声を送るのはどんな形式でも良いですよって言ってもらえたので。

①初めての鑑定

最初に陸奥にお電話したのは、秋から冬に移り変わる頃の土曜日の夜でした。その日の仕事のお昼休みに、休憩スペースに置いてあった女性向けの雑誌をめくっていたら、現役イタコの電話占いについての記事に目が留まりました。(えっ、イタコが電話越しに口寄せするん?何か変な感じ……)正直言ってそのイメージが掴みにくく、世の中には色々なものがあるな、程度の印象しか残りませんでした。しかし直後、入れ替わりで休みに来た2人の同僚たちの会話が耳に飛び込んできたのです。

「チーフの■■さん、あんな顔して電話占いにはまっているらしいで」
「へえ、それ当たるん?」
「メチャ当たるって言うてた。あと、簡単な祈祷とかもしてくれて、それもメチャ効くって」
「ウソやろ。ね、それ、何ていうん?」
「よお知らんけど、本物のイタコがお客の相談に乗るんやて」
「ぎゃはは!受けるわー!」

彼女たちはただ物笑いの種にしていただけでしたが、私には神の啓示に聞こえました。(これって前に本で読んだことある。たしかシンクロニシティや。こういう時は、示された物事に素直に従えって書いてあった!)と、そんな感じで閃いて、仕事が終わって帰宅してからさっそく陸奥にお電話したのです。相談相手の先生は、雑誌の記事で紹介されていた山賀さんを選びました。やがて本人と電話がつながって話してみると、想像していたのとは真逆にごく普通の感じの穏やかな方でした。

(本当にこの人がイタコの霊能者?)

若干の不安を感じながら、自分が置かれている状況や復縁への希望などについて説明すると、山賀先生は「分かりました」と言って、まず霊視してみましょうということになりました。

「この男性、中部地方にお住まいですか?」
「今は転勤して名古屋にいる、と聞いてます」
「独身寮みたいな所にお住まいのようですね。それもあって、少なくとも室内に女っ気は感じられません」
「えっ!住んでいる部屋の中まで見えるんですか?」
驚いて訊ねると、今日は霊視のフォーカスがピタリと合っているので、かなり鮮明に見えると返答されました。
「壁に額入りの絵が飾ってあります。海辺の景色を背景に、赤いポルシェが描かれたお洒落なイラスト風の絵」

それは彼が以前から大事にしていた、シルクスクリーンの絵に間違いありませんでした。現に交際中、私も何度も目にしていました。この時点で霊能力に対する信頼感は絶対的なものになりました。(この人なら、私の願いを叶えてくれるかもしれない)という希望の光が見えてきたのです。

霊視が終わると、今度は口寄せをしてもらうことになりました。憑依後の先生は、のんびりとした男性的な口調に豹変していました。それはまさに彼が持っていた独特の雰囲気でした。生き霊との会話はおよそ5分間。何を質問しても簡単な返事が戻ってくるだけでしたが、私はそれなりの手応えを感じました。「もう一度、やり直さへん?」と問うた時、少し沈黙してから「考えてみる……」という答えが返ってきたからです。生き霊と話したことで状況に変化が現れるかもしれないので、ひとまずは様子を見るということになり、その日の鑑定はここまでとなりました。

②2回目の鑑定

鑑定後、これといった状況の変化はありませんでしたが、とにかく当たる先生だったので続けて見てもらうことを決めました。1週間後に再び話すと、私のことをきちんと覚えていてくれて、最初に簡単な説明を受けました。生き霊を呼び出して会話することで、相手の近況や気持ちが分かるだけでなく、その意識の内部に特定の印象を植え付けることもできるとのお話でした。元々これはイキクチと呼ばれる口寄せの一種だったそうですが、電話占いでは恋愛や対人関係の相談が多いので、もっぱらその術で対応しているそうです。つまり口寄せ自体に祈祷や呪術と同等、またはそれ以上の効果がある、とのことでした。

「私を通して彼の様子を見る時に、鮮明な霊視ビジョンが得られるのはとても良い徴候です」とも言ってくれました。「それだけお2人の間に、強い縁のつながりが存在しているということを意味しますからね」 そんな嬉しい言葉を掛けてもらった後、前回同様に口寄せで彼と話しました。最初の時よりも、少しだけ口数が増えたように感じました。

③3~6回目の鑑定まで

2度目の鑑定を終えてから数日後、初めて状況に変化がありました。彼と破局してからというもの、休日に外出する機会がめっきり減っていたのですが、その日曜日は珍しく1人で繁華街へ繰り出していました。デパートで服を見ていると後ろからいきなり声を掛けられて、振り向くと知り合いの顔がありました。その女性は彼と私の共通の友達だった人で、私と彼が別れてしまったことも承知していました。

「こんなこと、純ちゃんに伝えて良いのかどうか分からんけど……」そう前置きをして彼女は言うには、
「この前、アイツから連絡があって」
「そうなの? もう気にしてないから、良かったら教えて」
「今、名古屋の方にいるやろ。それが来年、こっちに戻ってくるって。本社復帰や!って張り切ってたわ」
胸をときめかせずにはいられない情報でした。

その後も2週間おきくらいのペースで鑑定を受けていました。口寄せをしてもらって、その後で彼の状況を見てもらうことの繰り返しでしたが、ずっと途絶えていたメールを久しぶりに出したら簡単な返信が来たりしていたので、必ずもう一度結ばれると信じて続けました。

④最後の鑑定、そして念願の復縁成就

メールのやり取りが復活してしばらく経った頃、急に彼の方から電話が来るハプニングが起きました。別れた後、こちらから何度電話しても直接返してくれることがなかったのに。まさにそれは急変でした。近々、大阪に戻ることになったという報告をもらい、およそ2年ぶりに長い会話ができました。お互いの近況について話した後、共通の友人間で毎年行っている年末の忘年会に出てくるか、と訊かれました。彼は名古屋へ転勤したこともあって、その会を連続して欠席したそうです。

「それで久しぶりに顔を出そうと思うんやけど、良かったら君も来いへん?」
もちろん私はふたつ返事でOK。後で小躍りしながら先生に伝えると、
「やりましたね。あなたの思い、完全に向こうへ届いています。今、私の目にも、仲睦まじく道を歩くお2人の姿が見えているので間違いありません」と、手放しで喜んでくれました。

そしてその霊視通り、忘年会当日の席で彼から「もう一度、やり直そう」と言われ、現在に至っています。つい先日はお互いの家族同士で会食し、結納も無事に済ませました。娘が一生独身かもしれないと心配していた両親も終始、明るい笑顔を浮かべ、山賀先生のおかげで親孝行までできたことを心から感謝しました。

すんなりと願いが叶ったような書き方をしてしまいましたが、実際には途中で何度も疑心暗鬼に陥り、諦めかけました。(自分は無駄なこと、続けているのとちゃうやろか……)と、仕事が手に付かないほど落ち込んだりもしました。でも、初回に先生から見せつけられた霊視のインパクトがあまりにも凄くて、最後までそれに引っ張られる形で続けた感じです。まずは山賀先生、あるいは陸奥に所属している他のイタコ霊能者の鑑定を受けてみることを勧めます。そしてその能力が信頼に足るものであれば、とことん信じ切ること。それが復縁の願いを叶える最大の秘訣だと思います。